最近IntelのGPU、Arcが話題ですがマイニングにも本腰を入れる模様。
※2022/2/23 ISSCC 2022で公開され内容を更新。
マイニング効率:「40Th/sec、3600W」 ≒ 11.1[(Th/sec) / kW]
@インテル、第1世代マイニングチップの仕様公開──第2世代はコードネーム「BZM2」
サマリ
・Intelが「ブロックチェーンアクセラレータ」なるものを2022年内に出荷する。
・ハッシュ関数SHA-256ベースのマイニング効率が従来のGPU比、1000倍以上。
・持続可能性に重点、エネルギー効率重視で開発している。
・2022/2/20~28の「ISSCC※ 2022」発表予定。
※International Solid-State Circuits Conference:半導体業界最大級の国際学会
所感
・SHA-256のアルゴリズムはBTC、BCHなど主要ではあるが、ASIC利用が一般的。
「GPU比」ではなく「ASIC比」で考えて、46.5 [(Th/sec) / kW]を超えるか次第。
・現実、最新のASICの効率には劣ると推測するが、製品価格次第では有りかも。
・マイニング効率例:
■ASIC:Bitmain Antminer S19 XP の仕様(whattomainより)※130万円程度
計算能力: 140 [Th/sec]
消費電力: 3.010 [kW]
→ 46.5 [(Th/sec) / kW]
■GPU:NVIDIA Geforce GTX 1080Ti(technical CITYより)
計算能力: 1,427 [Mh/s] ≒ 142×10-5 [Th/sec]
消費電力: 250 [W] ≒ 2.5×10-1 [kW]
→ 5.7×10-3 [(Th/sec) / kW] ≒ S19 XP の 1/8000
・仮に最新のGPUのSHA-256性能が、「1080Tiの5倍」と仮定しても、
5.7×10-3 [(Th/sec) / kW] × 5倍 ≒ S19 XP の 1/1600
+α:マイニング効率がGPU比で1000倍になっても、ASICの6~7割かな。
5.7×10-3 [(Th/sec) / kW] × 5倍 × 1000倍 ≒ S19 XP の 2/3
参考記事
・インテル、第1世代マイニングチップの仕様公開──第2世代はコードネーム「BZM2」
・Intel、暗号資産マイニング市場参入 年内に専用GPU…リリース
・whattomine ※Bitmain Antminer S19 XPの情報
・technical CITY ※NVIDIA Geforce GTX 1080Tiの情報
コメント